[2017-06-20] 「会員様インタビュー」 No.007[都美人酒造株式会社 取締役営業部長 山口久夫様]続いての会員様インタビューは、淡麗主流の時代にも時の流れにおもむかず、酒造りの本流である手間ひまかけた山廃仕込をかたくなに守り続けている酒造メーカー。
数年前から『数を求める蔵から質を求める蔵』に大きく方向転換をはかっており、その中には全国的にも数件といわれる「天秤搾り・てんびんしぼり」。 味にまろやかさが出るといわれる「木桶仕込」にも取り組み、お客様をはじめ多くの関係者から好評の老舗酒造メーカー「都美人酒造」の山口久夫様のインタビューです。
・事務局:「山口さん、この度はお時間頂きありがとうございます。また先日も懇親会にご参加頂きありがとうございました。早速インタビューに入らせて頂いてよろしいでしょうか。」
・山口さん:「はい、よろしくお願いします。」
・事務局:「こちらは皆さんにお伺いしている質問なのですが、都美人酒造様の事業・やられていることを一言でいうとどんなことなのでしょうか」
・山口さん:「そうですね。『お客様に都美人を飲んで笑顔になってもらうこと』というのが私たちが清酒を造り、販売している理由であり目指しているものとなります。」
「日本酒というのは数あるお酒の種類の中でも、『喜ぶとき』『悲しいとき』『辛いとき』といろんな心境のときに飲まれるものであるので、お祝いの席では都美人を飲んでいただくことで喜びをもっと大きな喜びとしたり、悲しいとき辛いときには都美人を飲んで笑顔になって悲しみ・辛さを忘れてもらったりしてほしいという、世の中の人にいい影響を与えたいという想いで日本酒を造り、販売をしています。」
・事務局:「都美人酒造さんで働く方々はどんな想いで仕事をされてますか」
・山口さん:「従業員一丸となって“他にはない日本酒をつくろう”という想いで仕事をしています。
例えば営業マンも事務職員も社員全員が麹造りからビン詰めの工程まで全ての工程を体験することを通じて全員が日本酒造りに対する想いを持つような取組みを行っており、さらに近年では都美人酒造のお酒を取扱って頂く販売店様にもABCランクの特約店ランクを設定し、ランクアップの条件として、必ず淡路島の都美人の工場に来てもらうこと、という条件を設定し、製造現場にて杜氏や私たち都美人のスタッフの想いを聞いて頂き、販売店店頭で来店されるお客様に『都美人の酒造りにかける想い』をしっかりと伝えてもらうことを徹底していくことを進めています」
・事務局:「都美人酒造様の商品の他社とは違う圧倒的な違いを教えてください」
・山口さん:「『コク(旨み)が強くてキレのいい、かつ余韻が残る酒』が最大の特徴で、先日も”コク”の強さとなる酸の数値が、通常の日本酒で1.6程度のところ、3.2という高い数値を叩き出しました。この『コクとキレと余韻』のバランスよい日本酒は都美人以外には無いと思います。
一番はっきりと違いがわかる商品は純米大吟醸『無限大』。こちらの工場にも試飲できる場所があるのですが、皆さん試飲されると感動されています。
これからも従業員一丸となって他にはない、都美人らしい日本酒を造り続け、飲む人に笑顔になってもらいたいと思います。」
・事務局:「最後に今後どのような業種・事業者の方と連携していきたいとお考えでしょうか」
・山口さん:「1つは原材料をなるべく淡路島産にしていきたいと考えているので、淡路島で酒米造りをされている、またはして頂ける方と連携したいと考えています。
もう1つは、お客様が一生のお付き合いをして頂けるように『都美人酒造の想いを一緒になって伝えていって頂ける販売店や飲食店の方々』と出逢い、共に活動していけるといいと考えています。」
・事務局:「山口さん、お忙しいところ本日はありがとうございました。今後とも皆様よろしくお願い致します。」
ということで、都美人酒造様の日本酒造りにかける熱い想いを伺うことができました。
興味がある方はぜひ、こちらまでお問合せください。
「都美人酒造株式会社」様のHP↓
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