[2017-06-18] 「会員様インタビュー」 No.005[北坂養鶏場 養鶏家 北坂 勝様]今回のインタビューは、北淡地区で国内にわずかしかいないとされる「純国内産の鶏」にこだわり、 知人の水産加工会社さんからシラスの B品を混ぜた餌を与え、鶏糞を自社で発酵・濾過・乾燥させて 農家さんの「肥料」にするなどの「地域内循環」の鶏卵製造を実現している 「北坂養鶏場」代表「北坂勝」さんにインタビューを行いました。 ・事務局:「北坂養鶏場さんの事業をわかりやすく一言で教えてください。」 ・北坂さん:「養鶏を通じて『イロドリはぐくむ』ことをテーマに活動しています。 『イロドリ』とは "はなやかな変化"のことで、あたりまえの中に潜む "素敵なモノゴト" を 私たちは『イロドリ』と呼んでいて、無理なく少しずつ大きくしていくことが大事なことではないかと」 「私がちが飼っているのは "純国産の鶏" なのですが実は日本に 6%ほどしかいないとされています。 普段私たちが食べているたまごはほとんどが外国産の鶏から生まれたたまごであるということは 意外と知られていないのですよね。 そこにはこれまで自分が知らなかった『新たな発見』がある。 新たな発見ができるかどうかはいかに『好奇心旺盛』でいるかが大事かな。 そして『新たな発見』出会うことで、楽しくなってきて益々人生が充実してくる。 私たちのつくるたまごは実はこんな考えをして作っていることをもっともっと 知ってもらって、関わる人たちにもっともっと幸せになってもらいたいと思っています。」 ・北坂さん:「実は私たちがつくっているたまごは、他と比べて成分的にはあまり変わらないのです。 正直その成分の違いをわかる人は少ないと思います。 それより、『誰が』「どんな想い』で作っているかが大切で、 それが美味しいたまごと感じる一番のポイントだと思っています。 私たち北坂養鶏場で大切にしているのもこの部分であり、北坂養鶏場で働くスタッフ全員が 『お客様に美味しいと思って食べて欲しい』という想いでつくっている、という点が 他と違うところですね。」 最後に皆さんにお伝えしたいことはありますか?」 ・北坂さん:「はい。最近思うことの一つに、人に自分や自分達の想いを伝えるごとに、 自分でも気づかなかった新しい発見があることに気づきました。 北坂養鶏場でも『鶏舎で飼っている様子』を見学頂くとともに、 もっと身近に鶏を感じてもらえる『平飼小屋』での見学もおススメしています。 普段鶏のことについて深く考えることはあまり無い中で、鶏を違った角度で観ると新たな発見が ありますので、皆さんもぜひいらしてください」 |