[2017-06-17] 「会員様インタビュー」 No.004[淡路麺業株式会社 代表取締役 出雲文人様]今回のインタビューは、「本当においしい生パスタ麺を多くの人に味わって もらいたい。」そんな想いから麺一筋、今年で創業106年を迎え、 新設し、新たな第2ステージを歩みはじめた、「淡路麺業株式会社」 5代目代表取締役の「出雲文人」氏に話しを伺いました。
淡路麺業さんが現在に至るまでの生い立ちを教えて頂けますでしょうか。」 出雲社長:「はい、私は淡路島の志筑に生まれ、小中高と淡路島で過ごしました。 その後大阪の近畿大学に入学し、高校時代からはじめたサッカーに熱中 していました。大学卒業後は、将来家業の『淡路麺業』を継ぐことを見越して 京都に本社がある『創味食品』という食品会社に入社し、5年間、営業部門で 『社会人の基礎』『営業とはどんな仕事なのか』を徹底的に実践で学んできました。 また、当時の営業マン時代に『うどん店』や『らーめん店』といった飲食店と 取引することで『飲食店の仕組み』や『食品業界の流通の仕組み』などを 学ぶことができ、その経験が今でも活かされています。 そして2007年に淡路島に帰郷し、『淡路麺業』で働きはじめました。 当時は会社の全体を把握するため、『製造部門』『営業部門』の両方を経験しながら、 『製品開発部門』での『商品開発』にも携わりました。 そして2008年に私が父の『出雲勤』の想いを引継ぎ、『5代目代表取締役社長』に就任 させて頂きました。 しかし、その頃は業績がかなり悪い時代で『このままでは会社の未来はない』と考え 『他社がやらないことにチャレンジしよう。』と始めたのが『生パスタの製造販売事業』 でした。これまで『うどん・そば』の麺製造しかしていなかった当社としても 初の試みということで従業員も困惑する場面も多くありましたが、 私が社長就任後に社員の前で『会社とは物心両面の幸せのためにある』、『淡路麺業は 2023年に売上100億を必ず達成し、従業員とその家族みんなが誇りをもてる会社を目指す』 といった私の想いを常に伝えていったところ、離職率も下がり、売上も伸びていきました。 これも頑張ってくれた社員のおかげと感謝しています。」
挑戦すること、とにかく大変ですよね。皆さんがついてこられているのは、やはり、 社長である出雲さんが本気で会社を大きくしていこうという想いで仕事をされているから だと思います。勉強になります。ところでその後、今の『新工場』を立ち上げられたのには どんな経緯があったのでしょうか。 出雲社長:「はい、これまで近くの志筑に製造工場と本社を構えていましたが、建物も 古くなって老朽化が進み、これでは食品製造会社としての大前提である『安全・安心』な 食品を造ることができない、と感じていた点と、今後『生パスタ』の生産量をさらに拡大 していくために、今の場所に、3億5,000万円を投資して『新工場』『本社』『飲食店』 を立ち上げることに至りました。おかげ様で新しい職場を造ることができ、 従業員のモチベーション向上にもつながり、順調にいってます。」
人に食べてもらいたい』という想いで仕事をされているのですね。それでは最後に、 御社『淡路麺業』さんが、競合他社に対して『圧倒的に強み』はどういったところに ありますでしょうか。」 出雲社長:「当社の強みは3点です。
1つ目は『パスタ料理店の繁盛店となれるような飲食店の支援を行っていること』 2つ目は『営業マンが営業先の飲食店の厨房で実際に当社の生パスタを調理して試食してもらうという新しい営業スタイル』、 3つ目は、他社が真似できない『国産(淡路島産)デュラム小麦を使用していること』 です。
特に3つ目の強みは、国内では気候の問題でこれまで栽培は無理だろうと言われていた デュラム小麦の栽培に島内の農家さんの協力で成功したことで、今後TPP参加により 益々『食の安全・安心』への関心が高まる中、『国産原材料』で当社の主力商品である 『生パスタ』を製造できることで国内生パスタ市場の占有率を高められると考えています。」
淡路麺業の皆さんの発展を心より応援させて頂きますので今後とよろしくお願いします。」 ご興味ある方は、お気軽に問合せしてみてください。
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