[2017-08-05] 「会員様インタビュー」 No.026[AMATERRASSE 出田 裕重様]今回の会員様インタビューは、淡路島 南あわじ市 阿万に生まれ、 「地元である『阿万』にたくさん人が来て欲しい」という想いで、 2016年の11月13日、地元『阿万』に、ロードバイカー向けの宿泊施設兼飲食施設 『AMATERRASSE』(アマテラス)をオープンされました、出田裕重さんに インタビューを行いました。
事務局:「出田さん本日はよろしくお願いします。早速ですが、 現在に至るまでの出田さんの生い立ちを教えていただけますでしょうか。」 出田さん:「昭和50年10月6日、出田鐵工所の3代目である父と母との間に 3兄弟の末っ子としてここ『阿万西町』に生まれました。 小学校・中学校時代から『野球』一筋、高校は『洲本高校』に通い、 キャッチャーとして、高校3年の春、兵庫県大会の決勝まで勝ち進み 1万人の観衆の中プレーした経験があります。 その時、恩師に努力の仕方「継続は力なり」という言葉を身体で覚えさせて もらいました。 いずれ稼業を継ごうと思っていたこともあり、高校卒業後は『奈良産業大学』 に進学し、経営学を学びながら、『バス釣りざんまい』の毎日 を過ごしていました。 卒業後は『製造業の現場を学ぼう』と名古屋にある、セラミックス、水処理等の 各種機器設計・製造の会社である『株式会社マキノ』という会社に3年間 勤め、25歳の時に当時名古屋で出逢った嫁を連れて淡路島へ戻ってきました。 帰ってきてからは、『地元のためにできることをしよう』と 当時の南淡町商工会青年部に所属し地元でイベントなどを手掛けるように。 そのころ『映像・音響の仕事がしたい』と東京に行った兄が東京から 帰ってきて、父の会社を継ぐことになったのですが、 『未経験の現場仕事・ストレス・プレッシャー』から、突如工場作業中に 『心臓発作』で亡くなってしまったのです。私が27歳のころでした。 当時商工会にもいた自分として、 生前兄が叶えたかった『阿万海岸で映画上映祭をやりたい』という想いを 実現させようと開催した『南あわじビーチフェスタ』というイベントをきっかけに 行政との調整や交渉が面白くなり、『街づくり』の延長に『政治がある』ことを 知ったのです。 そして30歳になったとき、『南あわじ市議会議員』になることを決意し、 選挙に出馬し、初当選させて頂きました。 『阿万地区・南あわじだけでなく、「淡路島全体」をなんとかしたい』 『市議会議員になれば、もっといろいろできるだろう』と考えていたのですが、 実際になってみると、全く想像とは違っていました。 そして、自分が悩んでいる34歳のとき、とある人物に出逢い 参加したのが『松下政経塾1期生』でもある「林英臣」さんが立ち上げた 『林英臣政経塾』でした。 そこでは、自分と同じ悩みを抱えながらも『日本を変えたい』という熱い想いを 持つたくさんの同志たちとの出逢いがあり、日々勉強をしていました。 その後38歳で南あわじ市議会議員選に落選し、今一度民間の会社である 父の会社を継ぎ、1から再スタートを切ったのです。」
事務局:「出田さん、ありがとうございます。その後、現在の 『AMATERRASSE』オープンに至るまでの経緯についても 教えていただけますでしょうか。」 出田さん:「議員を辞めて『出田鐵工所』の代表となってから、 益々『地元阿万のために何かやらなアカン』という想いが強くなってきました。 そんな時、当時会社が所有していた地元の空き地利用を考えているとき、 土日になると自転車(ロードバイク)が200~300台ほど通るのを 目にし、彼らが『アワイチ(淡路島1周)』する中間地点であるこの場所で 彼らが淡路島の魅力を感じられる観光拠点になるような『宿泊施設』を やろう、と考え、自分自身も『ロードバイク』を購入し、 構想1年準備1年の月日を経て、今年の11月に『AMATERRASSE』を オープンすることができたのです。」
事務局:「出田さん、ありがとうございます。 ここまでにはいろいろとあったのですね。それでは続いて、 AMATERRASSEさんの圧倒的な強みを教えてください。」 出田さん:「そうですね。阿万地区には『青少年交流の家』という宿泊施設や、 新しく12月にオープンした『のびのび日和』といった 古民家カフェ兼ゲストハウスの2か所があるのですが、 競合というよりも連携して『阿万』の地域活性化を推進していきたいと 考えています。 あえて当店の強みをあげるとすると、 『チェックイン時間はいつでもOK』、 『裏のスペースでBBQ可能』、 『海が近い』『海ほたる見学ツアーも紹介可能』 といった点や、何より『地元出身として、ガイドブックでは 教えてくれないディープな情報をお伝えすることができる』 といった点が他の施設に対しての強みと言えます。」 事務局:「出田さん、地元出身ならではの強みですね。 それでは最後に、今後の展望について教えてください。」 出田さん:「今後は『阿万 勝手に観光協会』と名乗って地元 『阿万』を訪れる方に案内していきたいと考えています。 また、『ロードバイク』の普及にも力を入れていきます。 こちらも現在任意団体である 『淡路ロードバイクサポーターズ』を協議会として 正式に設立させ、本格的に地域と連携しながら活動していきたいと 考えています。」
事務局:「出田さん、本日はありがとうございました。 当法人としても全力で応援させて頂きます。」 皆さまもお近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。 「AMATERRASSE」 ※宿泊もできますので、「淡いち」の際にはぜひこちらで1泊して ゆっくり楽しんでください。 |