会員様インタビュー

[2017-06-24] 「会員様インタビュー」 No.011[株式会社五斗長営農 高田 一民様]

「会員様インタビュー」 No.011[株式会社五斗長営農 高田 一民様]

今回の会員様インタビューは、「五斗長」と書いて「ごっさ」、中山間地区、五斗長地域で"集落で
農業を営む"「株式会社五斗長営農」の高田一民さんのインタビューです。
 
事務局:「高田さん、本日はよろしくお願いします。早速ですが、高田さんの生い立ちと五斗長営農さんの歴史について教えてください。」
高田さん:「私自身は五斗長生まれの五斗長育ちの生粋の淡路島人。中学生の頃、淡路農業高校(現在の淡路高校)の学園祭に行ったときに『測量』の催し物に参加し、その頃から測量の魅力に惹かれ、早くも進路を決め、高校卒業後には当時の『北淡町の職員』として、地域の補助整備を行う仕事をしていました。
そんな中平成16年の台風23号の影響で五斗長地区のため池が決壊するなど大変な被害を受けたため、
当時担当していた五斗長地区を『このままではイカン、何とかしよう』と行動を起した地元の青壮年メンバーと共に、地域一体の農地整備を年月をかけ行い、平成19年に『安心・安全に農業ができる集落』にしよう、という想いで任意団体『五斗長営農』を立ち上げ、"農機具を農家で共同購入したり、共同でまとめて販売したり"と、集落で農業を行って参りました。そして活動開始から2年後、さらなる拡大のために平成21年9月に法人化し『株式会社五斗長営農』として現在活動しています。」
 


事務局:「平成16年の台風被害がなければ現在の五斗長営農さんも存在していなかったかも、ということだったのですね。高田さんありがとうございます。高田さん達の活動をひとことで言うとどんな活動なのでしょうか。」
高田さん:「はい、一言でいうと『次世代、子供、孫の代、そしてその先の未来まで安全・安心をつなぐ活動』が私たちの活動です。
そのためには『農地を守る』ことが必要であり、集落で農業を進めることが必要と考えています。未来の子供達のためにも収益性の高い玉ねぎの取扱いにも今後も力を入れていこうと思っています。」
 
事務局:「ありがとうございます。これからもぜひ、未来につなぐ活動を応援させてください。続いては御社が競合他社に対して圧倒的に違う強みについて教えてください。」
高田さん:「玉ねぎなどの農作物について愛情込めて日々の努力を惜しまず一生懸命育てているのは当たり前のことなのですが、特に五斗長地区には『五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)』(弥生時代後期の国内最大規模の鉄器製造群落遺跡)があり、この地域から海を望む景色は見事な景観ですので、『農業体験』に力を入れると共に、『観光体験』も可能な地域として、ここにしかない魅力を発信していきたいと考えています」
 
事務局:「ありがとうございます。今後の五斗長地区が楽しみですね。最後になりますが皆さんに一言お願いします。」
高田さん:「五斗長地区のような中山間地域を守るためには、『地元の人が自ら動き、地元の人が子供たちのためを想う気持ち』がとにかく大事だと考えています。共に『いつか子供たち・大人たちがきっと帰りたくなる地域』づくりをして共に淡路島の地域活性化のために活動していきましょう」
 
事務局:「高田さんありがとうございました。今後とも引き続きよろしくお願いします。」

 

五斗長が誇る自然と玉ねぎのHPです。

よろしければご覧ください。

「五斗長営農」

http://gossa-awaji.jp/